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小型軽量のX-T20に"キットズーム”レンズ1本だけを付けて小旅行に出掛けたら楽しそうだな。なんの気構えもなしに写真を撮れるから。写真って、こんな風に思い出が「記録」として残るから撮るんだよね。人生そのものが「作品」みたいなものだから、写真で「作品」を撮る必要はまったく感じない。写真を撮ること自体より「旅に出る」ことの方が大事なんだ。写真なんて旅の「ついで」に撮ればいいんだ。

去年の今日この橋の上からこの光景を眺めた。その時は写真を撮ることさえ忘れていた。大切なのは「現実」であって「写真」じゃないんだ。

FUJIFILM X-T20 + FUJINON XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS ISO400 F4 1/850 +1.0EV AWB JPEG-Velvia 2017年11月12日 四条大橋より

私の写真は「ついで写真」_e0367501_11124285.jpg

by dialogue2017 | 2019-12-05 05:00 | 風景 | Comments(0)

FUJIFEST GLOCAL 2019

今日は「FUJIFEST GLOCAL 2019 Tokyo,Ueno 26th Oct.」が開催される。友人が"トークショー”に登壇するので見に行きたいと思っているのだが、いまから茅野に行く予定なので迷っている。本人は昨日Facebookで「明日、17時半より登壇。だが、まだ写真は決まっていない。(見せたい写真は山ほどある)いつものことだけどw」と呟いていた。彼はFUJIFILM GFX100とX-Pro3で撮影した「作例写真」を見せてくれるだろう。そこで彼が見せる作例写真の中には"この時”に撮影した写真もあるだろうと思う。私もちょっとGFX100で撮影させて貰ったが良いカメラだと思う。ただし、私には1億画素は必要ない。使うとしたら一回り小型軽量なGFX50sを選ぶ。GFX100かGFX50sかの二者択一に迷いはないが、いまから茅野に行くか上野に行くかは悩む(笑)。

たまたま彼の「作例写真」撮影に立ち会ったが、私もFUJIFILM Xシリーズのカメラを持っていた。私はX-T20にキットレンズのXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS。でも、私は「作例写真」を撮る訳では無いのでこの組み合わせで十分である(笑)。某写真家氏の撮影を見ていて私より格段に丁寧に撮影しているのを目の当たりにした。控えめに言って、カメラを構えてからシャッターを切るまでの時間が私より3倍以上ある。彼が遅いわけではない。私が早すぎるのである。彼はきちんと考えて撮影している。私はなにも考えずに撮影している(笑)。結果の差は「僅か」なのだが、その「僅かな差」こそが重要なのである。見ていて、丁寧に撮影することの大切さを痛感した。ただし、私のように"いい加減”に撮ることが良い結果を生むこともある。「いい加減」というのは「良い加減」なのである(笑)。

茅野にはいつでも行ける。来週も再来週も行くことが決まっている。いま現在中央道は18kmの渋滞。今日は茅野に行くのを辞めて上野に行くことにするか。しかし、難問がひとつある。ご無沙汰してる写真家諸氏と再会してしまうのは避けたいのだ。講師以外にも何人もの写真家が来ているだろうから、必ず誰かに会う。やはり茅野だな(笑)。でも、彼が撮った写真を見て見たい。自分が撮影に立ち会った写真ってやはり興味深いものがある。後ろ髪引かれるな〜(笑)。

【イベント】
Web事前登録で入場料が無料!
GFX・Xシリーズのファンミーティングイベント
「FUJIFEST GLOCAL 2019」10月26日開催!
https://fujifilm-x.com/ja-jp/special/fujifest-glocal-tokyo-2019/

10月26日(土)、東京国立博物館 表慶館にて、GFX・Xシリーズを徹底的に楽しんでいただくファンミーティングイベント「FUJIFEST GLOCAL 2019」を開催します!

「FUJIFEST GLOCAL 2019」では、第2回「X Summit」で開発発表された「FUJIFILM X-Pro3」をはじめとしたGFX・Xシリーズの最新機種を体験できるタッチ&トライ、トップフォトグラファー・クリエイター達によるトークショー、ギャラリー展示といった様々なコンテンツが満載です。ぜひこの機会に富士フイルムの最新機種の魅力に触れてみてください。

また、本イベントの特別企画としてシアタールームを用意し、X-Pro3の商品化プロセスを舞台に、世界規模で展開されるドキュメンタリーをワールドプレミアで公開します。全Xシリーズファン必見のこの作品を、お見逃しなく!
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

<FUJIFEST GLOCAL 2019>
日 時: 2019年10月26日(土) 10:00~20:00
会 場: 表慶館
     東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館敷地内
入場料: 620円 ※東京国立博物館の入場料です。
入場ゲート:黒門(旧因州池田屋敷表門)※東京国立博物館の入口と本イベントの入口は異なりますのでご注意ください。
Web事前登録いただくことで、本イベントに無料でご入場頂けます。
Web事前登録は開催前日の10月25日(金)23:59までご登録いただけます。
 
FUJIFEST GLOCAL 2019について詳しくはこちら
https://fujifilm-x.com/ja-jp/special/fujifest-glocal-tokyo-2019/


FUJIFILM X-Pro3で「作例写真」を撮影する某写真家氏(笑)。肩から掛けているのはGFX100。このあと私もGFX100で撮影した。

FUJIFEST GLOCAL 2019_e0367501_12000405.jpg


長野県茅野市の鏡湖にて。新しい「茅野の家」のすぐ近く。毎朝の散歩コースである。

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古い「茅野の家」の玄関脇(笑)。撮っているのは"枯れ葉”である。

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霧ヶ峰の山小屋「ころぼっくるヒュッテ」にてFUJIFILM X-Pro3で撮影する某写真家氏(笑)。

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FUJIFILM GF100で「霧に煙る樹木」の作例写真を撮影している写真家Hさん(爆)。※この写真は再掲。


FUJIFEST GLOCAL 2019_e0367501_12081220.jpg

by dialogue2017 | 2019-10-26 12:30 | お知らせ | Comments(0)

写真家の後ろ姿

霧ヶ峰には数え切れないほど行っているので「霧」の光景は何度も観たことがある。言うまでも無いことであるが「霧」が良く出るので「霧ヶ峰」という地名になったのである。だから、霧は珍しくない。しかし、ここ数年霧の出ている霧ヶ峰と出逢っていなかったような気がする。この2年半は「茅野の家」という拠点があり年に何十回も「茅野の家」に通っているので天候が悪いときに景勝地に出かけることが無くなった。そのため霧の出た霧ヶ峰を見ていなかったのだろう。今回は友人が「行ってみたい」と言ってくれたおかげで過去見たことがないほど霧深い霧ヶ峰に出逢うことが出来た。「縁」は「縁」を呼ぶものである。

今回の「旅行」は完全にプライベートなモノであったが、友人はちょくちょく「仕事用」の写真を撮っていた。プライベートの写真はほとんどiPhoneかGRⅢで撮っていたが、絵になりそうなところでは1億画素のカメラやまだ発売されていない某カメラの最終β機で撮影していた。この写真の時は、近日に行われる某カメラメーカーの大きなイベントで来場者に見せる「作例」写真を撮っていた。彼は「霧で霞む樹木」を撮っているのだけれど、私はいまさらそういう「風景写真」を撮る熱心さがない。で、私はこういう写真を1枚撮ってみた。

何人ものプロの写真家の撮影場面に立ち会ったことがある。そういうときには必ずこういう写真を撮っている。プロの写真家が写真を撮影している姿を撮った写真ばかりの写真展というものをやったら面白いかもしれないな。この写真はVelviaで撮ったJPEGファイルに「自動コントラスト補正」を掛けたあと、僅かに明るさとコントラストを持ちあげ、最後に少しノイズを載せただけ。相変わらずの「10秒レタッチ」(笑)。

FUJIFILM X-T2 + FUJINON XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS ISO200 F3.6 1/170 -1.0EV AWB JPEG-Velvia

写真家の後ろ姿_e0367501_14083381.jpg

by dialogue2017 | 2019-10-16 06:00 | 人物 | Comments(2)

茅野周辺はもう秋

7月8月9月の「トムソーヤの森プロジェクト」の記録写真はα7Ⅲで撮影した。しかし、事後処理のことを考えて今月からはX-T2・X-T20で撮影することにした。FUJIFILM Xシリーズのカメラの場合JPEGに自動コントラスト補正を掛けるだけで十分なのだが、α7ⅢはどうもJPEGがしっくりとこない。と言ってRaw現像などやっていたら手間が掛かって仕方がないのでJPEGでいけるFUJIFILMのカメラで撮影することにした。X-T2・X-T20はレンズが小さいので2台持ちしてもあまり負担にならないと言う点も大きい。「記録写真」を撮るためならα7Ⅲより断然良いと思う。

今回の「旅行」で久しぶりにX-T20を使って小さくて軽いことの良さをしみじみ感じた。どのみちあまり写真を撮らないと思ったのでレンズはXF18-55mmF2.8-4 R LM OISを付けて行ったのだが、「ボケ」を見せる写真を撮るのでなければこのレンズ1本で十分だと思った。

こういう写真、いっそのこともっと雨が沢山葉に付着している方が絵になる。

茅野周辺はもう秋_e0367501_17400704.jpg

by dialogue2017 | 2019-10-10 19:00 | 風景 | Comments(2)

Velvia

友人が「映り込み」のある写真を撮りたいというので茅野の家のすぐ近くの「鏡湖」へ案内した。生憎の雨であったが、彼の仕事の撮影もここで済ますことが出来た。それにしてもVelvia派手すぎ(笑)。

Velvia_e0367501_17101817.jpg

by dialogue2017 | 2019-10-10 17:30 | 風景 | Comments(2)

霧ヶ峰

数年ぶりに霧ヶ峰”が霧に包まれた光景を見た。

霧ヶ峰_e0367501_16444481.jpg

by dialogue2017 | 2019-10-09 17:00 | 風景 | Comments(2)

「山小屋」の窓

「ころぼっくるヒュッテ」の喫茶室の窓。昨日は雨が強かったうえ霧が濃かった。久しぶりに「霧ヶ峰」らしい光景を見た。友人との1泊2日の「旅行」にX-T20とXF18-55mmF2.8-4 R LM OISを持って行った。2日間で53枚しか撮らなかった。内20枚は友人の写真。このレンズ、久しぶりに使ったけれどこういう絵柄を撮るとかなりディストーションが目立つな〜。画質は十分なんだけれど。

FUJIFILM X-T20 + FUJINON XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS ISO500 F3.6 1/60 -2.0EV AWB Velvia

「山小屋」の窓_e0367501_12474630.jpg


by dialogue2017 | 2019-10-09 13:00 | スナップ | Comments(0)

shi-photo君へ。

本当に、レンズを貸して上げることはまったく構わないんだよ。僕はすぐにカメラやレンズを人に貸すんだ(笑)。
Rolleiflex SLXなんて渡部さんが「持ってこなくていいよ」と言ったのに持って行って「とにかくシャッター押してみろよ」と言って無理に勧めた。
ご承知のように彼は一発でSLXの虜になってその次の個展「Silent Shadow Aomori 2011」のほぼ全作品をSLXで撮ってきた。
そのあとに出した写真集『prana』に収録されている写真の7〜8割はSLXで撮った写真だ。結局SLXは7年半彼が使い続けた。

僕は、自分が「素晴らしい!」と想うカメラやレンズは友人に貸して上げたいと思うんだよ。
一番好きなEPSON R-D1sは貸し出していて自分の手元に無い期間がかなり長かった。
だから、君にFUJINON XFレンズ8本全部を貸して上げても構わないんだ。人に喜んで貰うことほど嬉しいことは無いからね。

でも、いまの君にレンズを貸して上げるというのは「間違っている」と思うんだ。
いままでにカメラやレンズを貸した相手はみな本気で写真を撮っている連中ばかりだったからね。
最初にR-D1sを貸して上げた秋田のS君は個展を何度もやっているし、地元の企業の写真集風カレンダーなども作っている。セミプロだね。
それに比べたら君の「本気度」は相当低いと思う。「作品」を撮りに行くということを一度もしていないからね。
僕は君と付き合いだしてかなり早い段階で「作品」としての写真を撮ってみることを勧めたよね。
モタモタするとあれから1年になろうとしているけれど、君は「手近な」ところでしか写真を撮っていない。
まあ、別にそれはそれで構わない。君が「本気」になろうと成るまいと僕にはどうでも良いことだからさ。

ただ、僕はすぐには「投げ出さない」人間なので、嫌になるまで付き合おうと思って今日まで「君たち」に向かって色々語ってきた。
でももうそれもいい加減終わりにするときが来たと思う。そろそろ1年になるからね。
それに、僕は「前立腺癌」である可能性が濃厚で来月検査を受けることになっている。
推測で語っても仕方ないけれど手術をしなければならない可能性が高いと思っていて間違い無い。
前立腺癌というのは手術をすれば完治出来る可能性が高いらしいからよほど進行していなければ大きな心配はないらしい。

でも、「癌で手術」と言うことになれば、自分を見直すとても良い契機になると思う。
いずれにしろ、もう残りの人生はそれほど沢山ある訳では無い。いつまでも「暇つぶし」ばかりしていても仕方ないとは思うようになったよ。
死ぬことに対する恐れはあまりない。こんな糞みたいな世の中に決別できることはある意味良い気分にさえ思えるよ。
ただ、まだ子供が小さいからせめてあと5〜6年は生きたいとは思う。かみさん一人じゃ大変だからね。

今回癌じゃ無かったとしてもあと5〜6年で脳溢血とかでこの世を去る可能性だってある。そういう年齢だ。
だから、今回の事を契機に、仮に癌じゃ無かったとしても生活を改め、人生最後の「課題」に取り組もうと思っている。
「意欲」がある相手であればもう少し付き合っても良いけれど、張り合いのない連中ばかりだからね。

本当に、レンズを貸して上げたいと思っているよ。
X100Tのことはひとまず棚上げして、まずはXF23mm F1.4 Rを使って見たら良い。
X-T20はとても良いカメラだよ。手放しても良いと思っているというのは馬鹿げた話しだと思う。
僕はα7Ⅲを手放してもX-T20は手放したくない。α7Ⅲは「仕事用」カメラだからね。
α7Ⅲや3本の大口径高級レンズを使う必要があるときは最低限プロフォトグラファーレベルの写真を撮るためだにけだよ。
それ以下のレベルの写真しか撮れないのであれば、X-T20でなんの不足も無い。X-T20は本当に素晴らしいカメラだよ。
それに、FUJINON XFレンズはどれもみな非常に優秀だと思う。とくに、23mm、35mm、56mm、90mmの単焦点は最高レベルのレンズだよ。

このあと写真を見せて上げるけれど、Distagon T* FE35mm F1.4 ZAは凄いよ。世界最高峰の35mmレンズだろうと思う。
でもね、君にそこまでのレンズは必要ないと思う。少なくとも今の君には使いこなせない。
僕自身、スナップや家族写真を撮るためにはFUJIFILMのカメラとレンズで十分だと思っている。実際この2年間それで十分だった。

レンズを貸して上げたい気持は山々なんだよ。でもね、まずは君が変わることが一番重要。
いまの君はどんなカメラやレンズを使っても同じだと思う。本気にならないならなにを使っても同じだよ。

と言うわけで、とりあえずXF23mm F1.4 Rで撮ったスナップフォトを何枚か見せるね。
これは僕の「独断」だと思って貰って良いけれど、35mmは目の前にあるものを撮るだけで良いレンズだと思う。
奇麗な光であるとか、素敵な光景を目にしたら立ち止まってレンズを向けてシャッターボタンを押すだけいいんだよ。
カメラ雑誌等には「寄ったり引いたりして構図を作ろう」なんてて書いてあるけれど、取りあえず目の前を撮るだけで絵になるのが35mmだよ。
「ただ目の前のモノを撮るだけで十分です」なんて専門家は言えないわけさ。それじゃ仕事にならないから。だから理屈をこねる(笑)

論より証拠。下に掲載した写真は「ただ撮っただけ」の写真だけれどそれなりに綺麗に撮れている。これが35mm。
僕は「カメラを持って歩く」ことが好きなのね。だから鎌倉へ行くと10km以上歩く。
その土地自体が好きで、心地よい季節にそこを歩くことが好きなの。だから、秋なら東京都内でもスナップ出来る(笑)。風が心地よいからね。
そういう感じなので、スナップをしていても「絵を作る」ことにあまり執着が無いんだよ。
「ああ、よい光だな」で立ち止まってパチリ。「素敵な花じゃ無いか」でまた立ち止まってパチリ。はっきり言って真剣には撮っていない。

僕にとって大切なものは「時間」なんだよ。その時気持の良い時間を過ごすことが大事なんだ。写真なんてどうでもいい。僕は作家じゃないから。
だから、いつでも目の前にある「好きな光景」にレンズを向けて無造作にシャッターボタンを押している。
ただし、50mmはそんなに簡単にはいかないよね。「ああいいな」と思っても素通りすることが少なくない。なんとでもなる画角じゃ無いんだよ。
しかし、35mmなら何でも撮れる。50mmは引かないと撮れないことが少なくないけれど35mmなら引かなくても撮れる。勿論寄ることも出来る。
だから、昔から35mmはスナップの「王道レンズ」であり続けて来たんだよね。

ところでさ、X-T20のセンサーっていいセンサーだよ。そしてFUJIFILMは「絵作り」が上手いと思う。色は随一だと思う。
モノクロだって素晴らしいよ。なにせACROSと言うフィルムを作っていた会社だからね。それをX-T20で再現したわけだよね。
ACROSはね、ISO100のフィルムとしては世界最高の粒状性と豊かな階調、そしてシャープネスを兼ね備えたフィルムだと言われていた。
X-T20に搭載されている「ACROS」モードはそれを見事に再現していると思う。
多分君は最終的には「モノクロ」メインで撮るようになると思う。その点でもFUJIFILMのカメラは最高だと思う。
「奇麗な光」を拾って上げればあとはACROSが美しいモノクロ写真を作ってくれるよ。下の1枚目が良い例だよね。

いちいち撮影データは記さない。どれもみな歩いていて「いいな」と思って立ち止まってすぐにシャッターを切った写真。
まあ、「どうだ!」と言える程立派な写真でもないけれど悪くないよね。これが35mmの最もノーマルな撮り方だよ。
10年前、いや5年前でもAPS-Cセンサーでこれだけの絵を出すカメラは無かった。フルサイズセンサー並の画質だと思う。

上の4枚は2年前、下の2枚は1年前写真だと思う。XF23mm F1.4 Rじゃ指折り数えるほどしかスナップしていないんだ。
僕は、FUJIFILMがAPS-Cセンサーに拘ったことをとても見事だと思っている。センサーもレンズの性能が高いよ。
フルサイズセンサーのカメラや大きくて重いレンズなんか必要ないという気持にさせてくれるレベルの画質を出してくれる。

X100Tは魅力的なカメラだけれど「打ち出の小槌」じゃないよ。XF23mm F1.4 Rの方が使い道が広い。
なんにしろ、カメラやレンズを買うよりも前に、いまあるカメラとレンズでもっと本気で撮ることが必要だよ。

「逃げ道」を探しているようじゃダメだ。

下の写真はiPadなどRetina Displayで見てほしいものだ。センサーとレンズの良さが分かるはずだ。

写真表現の多様性について(3) センサーとレンズの性能をどうやって活かすか_e0367501_21162106.jpg



写真表現の多様性について(3) センサーとレンズの性能をどうやって活かすか_e0367501_21165671.jpg


写真表現の多様性について(3) センサーとレンズの性能をどうやって活かすか_e0367501_21171042.jpg



写真表現の多様性について(3) センサーとレンズの性能をどうやって活かすか_e0367501_21172769.jpg



写真表現の多様性について(3) センサーとレンズの性能をどうやって活かすか_e0367501_21160149.jpg



写真表現の多様性について(3) センサーとレンズの性能をどうやって活かすか_e0367501_21154206.jpg


by dialogue2017 | 2019-08-29 22:30 | 写真とカメラの話し | Comments(1)

shi-photo君へ。

35mmレンズを使ってみたいという気持はよく分かります。
僕は、今年の早い段階で君にXF35mm F1.4 Rを送って上げようと思っていました。
しかし、まずはXF35mm F1.4 Rで撮るだけ撮った方が良いと思って声を掛けませんでした。

なんども書いたように50mmは意外と難しいです。だからこそ50mmで沢山撮る経験をした方が良いと考えました。
なんでも簡単には諦めずに「行き詰まる」ところまではやってみるべきです。
50mmを「投げだして」35mmを使い始めると使いやすさに驚くと思います。
なにも考えずに撮ってもそれなりの写真になるのが35mmだと言っても言い過ぎでは無い気がします。
と言うことは、35mmで"差別化”に成功した写真を撮るのは難しいと言うことでもあります。
よほど上手に撮らない限り、どうしても写真が「平凡」に収まりがちなのです。
乱暴なことを言えば、どう撮っても纏まると言うことこそが35mmの最大の利点だと僕は思っています。

早い段階で君には50mmより35mmの方が合っているだろうと思いました。だから送ってやろうと思ったのです。
"本気”で35mmを使ってみたいなら、中古でXF35mm F1.4 Rを手に入れることがベストです。
Map Cameraの「無利息ローン」で10回払いなら月7,000円程度の支払いです。
そうすればX-T20とXF35mm F1.4 Rを今後も引き続き使うことができます。レンズが増えてこそのシステムカメラです。

僕はXF35mm F1.4 Rに強く魅了されていながら最初に買ったのはXF23mm F1.4 Rでした。
目の前のテーブルに座っている妻と娘二人を撮るには50mm相当より35mm相当のレンズの方が撮りやすいからです。
2017年3月末にX-T2・X-T20を買った動機は「家族の写真を撮るため」でしたからそういう選択になりました。
しかし、XF23mm F1.4 Rではほとんど家族の写真を撮りませんでした。
我が家は山歩きをすることが多く、XF10-24mmF4 R OISでほとんどの写真を撮ってしまうからです(テレ端が35mm相当)。

僕の場合カメラやレンズは写真を撮るための「道具」だと割り切って考えている(ほとんどのプロはそうだ)。
「目的意識」がはっきりしているのでその目的に合ったカメラやレンズを購入して使っている。
なにをやるにしても「目的意識」がはっきりしていなければ良い結果は出てこない。

そんなわけでXF23mm F1.4 Rで撮った写真で「作例」と言いうるようなレベルの写真はほとんどありません(そもそもあまり撮っていない)。
そんな中から2枚だけ見せましょう。どうですか? 素晴らしい写りでしょう? 非常に優秀なレンズです。

君がX100Tに惹かれたのは"この写真”のようなちょっとフレアーがかった写真に魅了されたからでしょう。
しかし、これは「撮り方」でそうなっているのでX100Tで撮ればいつもこういう写真になるわけではありません。
逆に言うと、同じような光の使い方をすれば、XF23mm F1.4 Rでも似たような雰囲気の写真になります。
もちろん、X100Tに着いている23mmレンズの方が描写が柔らかな傾向が強いです。
しかし、そういう写真ばかりを撮るという「決断」があるのであればともかく、そうでなければXF23mm F1.4 Rの方が使いでがあります。

欠点はある程度「大きい」レンズであることと、君にはある程度「高額」であることです(中古「美品」で約70,000円くらい)。
XF23mm F2 R WRは小型軽量でスナップに向いています。値段も中古「良品」なら35,800円とF1.4 Rの半額ほどです。
ボケ一絞り分に拘らないのであればXF23mm F2 R WRでも良いですが、お勧めはXF23mm F1.4 Rの方です。
「大は小を兼ねる」と同じことで「F1.4はF2.0を兼ねる」からです。
友人のプロフォトグラファーがXF23mm F2 R WRを買って「失敗した。XF23mm F1.4 Rにすべきだった」と言っていました。
僕はXF23mm F2 R WRは使ったことが無いので確かなことは言えませんが、やはりXF23mm F1.4 Rの方が描写力が上だと思います。

どの焦点距離がスナップに向いているかなんて一概には決められないことです。結局は好き好きですから。
しかし、スナップの「王道レンズ」という意味では35mmで異論は出ないと思います。
家族がいる人の場合は35mm単焦点レンズは持っていて損の無いレンズです。
僕は今回のイベント撮影をほぼDistagon T* FE35mm F1.4 ZA1本だけで撮りました。
いわゆる典型的な「ポートレートフォト」を撮るには50mmや85mmの方が向いています。
しかし、僕は35mmで撮る人物写真には50mmや85mmにはない大きな魅力があると思っています。
なによりも、Distagon T* FE35mm F1.4 ZAと言うレンズはもの凄いレンズです。奥深さがあります。
今回使ってみて、より大きくて重いレンズの塊のようなPlanar T* FE50mm F1.4 ZAより価格が高い理由がよく分かりました。

ただし、その性能の高さを写真に表すことは簡単ではありません。
むしろ、「記録としての写真」を撮るのであれば、X-T20にXF23mm F1.4 Rの方が「打率」が高いと思います。
なんでもそうですが「高性能」な製品というのは、その実力を出し切るのは簡単な事では無いのです。
XF23mm F1.4 Rはあまり注意しないで撮っても良い写真が撮れますが、Distagon T* FE35mm F1.4 ZAはそうは行きません。
乱暴に撮っているとその描写性能の優秀さが写真に反映されません。
そうなる原因の半分以上は「フルサイズセンサー」であることによって規定されているのだと思います。
センサーの実力が高いだけに、いい加減に扱ったのでは「いい加減な写真」に成ってしまうと言うことです。

FE85mm F1.4 GMなんて、開放で撮ったら失敗の山になりかねません。ピントがもの凄く薄いですから(α7ⅢのAF性能はそれほど凄くない)。
だから、遊び回る子供のポートレートフォトを撮るのにはXF 56mm F1.2 Rの方が使いやすいと思います。
ものには必ず「一長一短」があるものです。APS-Cセンサーに実焦点距離56mmであるが故の使いやすさというモノがあります。
「適材適所」という言葉があるように、カメラもレンズも「どこで」「なにを」「どのように撮るか」次第です。
もし、タレントやモデルのポートレートフォトを撮れというのであれば迷うこと無くα7ⅢにPlanarやDistagonやGMを使います。
しかし、動き回る子供の写真を撮るのであれば、X-T30にXF23mm F1.4 RやXF35mm F1.4 RやXF56mm F1.2 Rの方が向いているように思います。
特に、XF56mm F1.2 Rは実焦点距離が56mmであるということが使い易い理由です。無理の無い範囲での撮影に成るわけですよ。
もちろん、ギリギリのレベルの写真を撮りたいと言うことであれば、高級レンズが不可欠になります。
「作例」を見せても良いですが、やはり大口径高級レンズはそれでしか撮れない写真が出てきます。
でも、APS-Cセンサーに小型軽量で比較的格安なXF35mm F1.4 Rでも”このレベルの写真”が撮れるんですよね。普通はこれで十分だと思います。

結局「どの程度の写真」を撮りたいのかですよね。
僕の場合、スナップのためにα7ⅢやPlanar T* FE50mm F1.4 ZAやDistagon T* FE35mm F1.4 ZAを買うことは絶対に無かったです。
僕はYashica-ContaxマウントのPlanar1,4/50とDistagon1,4/35を持っているのでスナップなら初代α7でそれを使えば十分でした。
僕がα7Ⅲと3本の大口径高級レンズを買った理由は「プロフォトグラファーを越える」ポートレートフォトを撮ろうと思ったからです。

たぶん、君は少しずつ写真への熱中を深めていくでしょう。
そうなった場合、手元にレンズ固定式カメラが1台しかないのでは間違い無く不満を感じることでしょう。
35mmで撮りたいというのは賛成です。君には50mmより35mmの方が合うと思います。
とりあえず、すぐにでもXF23mm F1.4 Rを送って上げても構わないんです。
いや、XF56mm F1.2 RとXF90mmF2 R LM WRも一緒にして3本送ってあげても良いんです。僕は、年内はα7Ⅲで撮ろうと考えていますので。
子供のイベントはX-T2とX-T20の2台で撮る方が楽なんですが、Distagon T* FE35mm F1.4 ZAを使えるようにしておきたいので。
まだ慣れていないのでついつい乱暴に撮ってしまうんですが、そんな撮り方じゃこのレンズの真価を引き出せません。

長い話になりましたが、XF23mm F1.4 RはXF35mm F1.4 Rに引けを取らないほど素晴らしいレンズです。

ちなみに、僕は新しくレンズを買ってからしばらくの間は「テスト」と「遊び」を兼ねて「絞り開放」でばかり撮るけれど、実践的に撮り始めるとF2.0〜F2.8ぐらいを多用します。そういう意味ではXF23mm F2 R WRの小型軽量は魅力的ではあります。一度使ってみたい。

FUJIFILM X-T2 + FUJINON XF23mm F1.4 R ISO400 F2.0 1/350 ±0EV AWB 2017年9月2日 雨上がり 

娘が浮き出して写っている! もし浮き出て見えないとしたら使っているディスプレイの性能が低い。iPadを買いましょう! (笑)。

写真表現の多様性について(2) センサーとレンズの性能をどうやって活かすか_e0367501_16220610.jpg

FUJIFILM X-T20 + FUJINON XF23mm F1.4 R ISO200 F2.8 1/45 ±0EV AWB この柔らかい描写は魅力的じゃない? 僕は素晴らしいと思う。

写真表現の多様性について(2) センサーとレンズの性能をどうやって活かすか_e0367501_16221985.jpg

上の写真の色温度を変えてみた。君の大きな課題は最低限のレベル(つまり僕ぐらい)のレタッチを覚えることだと思う。

写真表現の多様性について(2) センサーとレンズの性能をどうやって活かすか_e0367501_16222257.jpg


by dialogue2017 | 2019-08-29 18:00 | 写真とカメラの話し | Comments(1)

shi-photo君へ。

もう、写真やカメラの話を書くのは嫌になった。なぜなら、まったく「対話」が無いからだ。
君は時々思い出したように短いコメントを入れてくれるけれど「対話」とは縁遠いレベルだ。
正直に言って、流石に"君たち”のために何かを書くのは嫌になってきた。張り合いがなさ過ぎる。

カメラなんてなにを使っても同じだよ。なぜなら、写真に対する真剣さがまったく足りないのだから。

カメラやレンズを変えて写真を変えることが出来るのは写真に真剣に取り組んでいる人間だけだ。
たしかに、カメラやレンズを変えれば必然的に写真は変わる。特にレンズを変えれば写真は変わる。
しかし、写真が変わるということは必ずしも「良くなる」という事では無い。
悪くなる場合もあるし、変わりはしたが、変わる前も後も似たようなものでしか無い場合も多い(ほとんどの人はこれ)。
良いカメラやレンズに変えたばかりに「使いこなせない」という場合もある。

「こちらで拝見したX100Tで撮った写真が好きだ」との事だけれど、僅か6枚しか掲載されていないよね。
そのうちの5枚は仕事で撮った写真で、とても奇麗な光で撮っている。素晴らしい理由は「撮り方」のせい。
そういう事情で撮られた写真だけでX100Tを評価してもあまり正確な評価とは言えないと思う。
もしかしたら、同じ場所でX-T20にXF35mm F1.4 Rで撮ったらもっと良い写真になっていたかもしれない。
少なくともほぼ互角のレベルの写真が撮れることだけは間違い無い。
いずれにしろ、あの5枚の写真はとても綺麗な光で撮った写真なんだよね(事情は"ここ”に書いたとおりである)。

確かにX100Tというカメラは非常に魅力的なカメラだと思う(僕にはX100Fより魅力的)。
しかし、X-T20で満足な写真を撮ることが出来ない人間が使ったって宝の持ち腐れとなるだろう。
レンズ固定式カメラというのは、ある意味ですでにある程度「極めた」人間が使うカメラなんだよ。
X100Tには独特な良さがある。しかし、その裏側には当然「欠点」(制約)もある。

1時間程前にFacebookに次のように投稿した。

どんな物事でも一長一短である。長所の裏面にはかならず短所がある。

私は科学技術の発展に対して否定的では無い。基本的には肯定的である。

しかし、現実に鑑みれば、人類は科学技術の発展によって総体としては「失って」いるモノの方が多いだろうと思う。

いずれにしても、科学技術の発展を手放しで賞賛するのは愚かなことだ。

デジタルガジェットの進化と普及をプラスマイナスで計算すれば、人間を堕落させている側面の方が大きいと思う。


どんな物事にも「両面」がある。「長所」と「短所」である。
メダルの裏と表を差し引きしたとき、X-T20というのは「長所」が多い素晴らしいカメラだと言って間違いない。
そういうカメラで自分が思ったような写真が撮れない人間がX100Tを使っても答えは出ないよ。

そもそも、君の写真への取り組みには真剣さが足りないと思う。「本気」とはほど遠い。
だから、カメラなんてなにを使っても同じだよ。
「本気」になればX-T20でどんな写真でも撮れるよ。

問題は、君がもっと真剣に本気になって写真に取り組むかどうか。それが全て。
君は君なりに熱心に撮っているのだと思う。しかし、それは君の主観的レベルでの評価でしか無い。
僕から見たら、ただ撮っているだけ。もうこの数ヶ月なんの進歩もないというに等しいと思う。
それはそうだと思う。なぜなら、君は撮っているだけでなんの努力もしていないから。

X-T20というのは非常に優れたカメラだよ。AF性能はX-T30に大きく劣るけれど「絵」は劣らない。
FUJINON XF35mm F1.4 Rというレンズは間違い無く"名レンズ"だ。
写真家の内田ユキオさんがFUJINON XFレンズの中では一番好きだと言うけれど僕も同意見。
XF56mm F1.2 RやXF90mmF2 R LM WRというスーパーなレンズが有るにもかかわらず一番なんだよ。
X-T20 + XF35mm F1.4 RはX100Tより表現できる幅が広い。
分かりやすくするために極端なことを言うと、X100Tは撮れる絵が決まってしまうということ。
だからX100Tの価値があると言うことなんだけれどね。
同じ焦点距離で考えた場合、X100TよりX-T20+XF23mm F1.4 Rの方が表現できる幅が広い。

XT20とXF35mm F1.4 Rを処分してX100Tを買って使って見た結果"後悔”する可能性は高いと思う。
初心者は「このカメラがあれば僕には十分だ」という達観には到達し得ないから。
失って始めてX-T20というカメラとXF35mm F1.4 Rというレンズがどれほど良い製品だったか理解すると思う。
X100Tは凄く良いカメラで僕も欲しいと思っているけれど、X-T20と天秤に掛けたらX-T20に軍配が上がる。
なぜなら、X-T20の方がいろいろな面で使い易いし、なによりも表現できる幅が広い。

X-T20が表現できる幅が広い最大の理由は、システムカメラだから。
つまり、レンズを交換して使うことが出来ると言うこと。

君には50mmの画角より35mmの画角の方が合っていると思う。
それは先日伝えたよね。それもあって君はX100Tに気持を向けたのだと思う。
35mmは使ったことが無いから「魅力」を感じる訳だよ。隣の芝は青く見えるというじゃない。

実は、僕はずっと前から、君に手持ちのXFレンズ一式を送って上げようと何度も思ったんだよ。
僕の手元にはいまα7Ⅲと4本のレンズがあるので半年ぐらいFUJIFILMのカメラやレンズがなくても困らない。
なによりも、僕はいま「記録としての写真」以外を撮りたいという気持ちが全く無いしね。

けれども僕は君に「レンズ貸して上げるよ」と声を掛けることを躊躇った。
僕は今までネット上での交流しかない会ったことさえない人間に平気でカメラやレンズを貸して上げている。
例のMon's CafeさんにもPENTAX645と渡部さとるさんが愛用していたレンズも含めレンズ3〜4本を送って上げた。
EPSON R-D1sなんて一番好きなカメラなのに手元にあることより貸した先にあったことの方が多いくらいだ。
オマケに、戻ってきた直後に距離計が壊れた。

僕が君に「レンズ貸して上げるよ」と声を掛けなかった理由は、君に真剣さが足りないから。
君がもの凄く真剣になって写真を撮っていたら、僕はレンズを送って上げただろう。
いや、フルサイズセンサーを体験させるためにEOS 5D MarkⅢだって送って上げただろう。

でも、君は相も変わらず「犬の散歩」のような範囲でしか写真を撮っていないよね。
最近は浅草周辺だけじゃなく新橋の写真とかもあったけれど「犬の散歩」の範囲が広がった程度だよね。
この話は以前にもしたけれど、結局君はどこかに写真を撮りに行くということをしなかった。
良い写真が撮れるチャンスというのは「旅先」にあるという話しを僕は何度も書いている。
写真作家には海外で作品を撮っている人が多いけれど、その理由も同じ。
「日常」を撮るより「非日常」を撮った方が良い写真が撮れる確率は間違いなく高い。
「旅するカメラ」とは実に上手いことを言ったモノだと思う。彼は日常的にはほとんど写真を撮らない人(昔は違っただろうけれど)。

「日常」の範囲で写真を撮ることが悪いわけじゃない。
むしろ、「日常」を撮ることほど素晴らしいことは無いと言っても良いと思う。
しかし、いまより写真が上手になりたいと思ったら「非日常」を撮るべきなんだよ。
前に「自分を変えようと思ったらまず環境を変えるべき」という話を書いたよね。
「写真」を変えようと思ったら、まず「撮影環境(撮影地)」を変えることが一番だと思う。
カメラやレンズを変えようと思う前に、どうして「撮影地」を変えようとしなかったのだろう?
そもそも、いろいろなものを撮らないと撮影技量は上がらないよ。

君の写真はすべて「その辺」で撮った写真。海や山や草原や湿原の写真はないよね。
早朝の写真とか、日没間際の淡い光で撮った写真とかもほとんど無いよね。
ようするに、なんのの工夫もしていないと言うことだよ。
だいたいさ、僕に言わせれば東京の光景なんてあまり絵にならないよ。
よほどの名人ならいざ知らず、凡人が撮って魅力的な写真にはなかなかならない。
まあ、それは良いんだけれどさ。やっていることが「犬の散歩」なんだよね。
「日常」を越えようとしていない。つまり「現状」を越えようと思っていないと言うこと。
すっかり「お手軽」なことしかしない人間に成り下がってる(現代日本青年の典型)。

写真ブログを見ていても、写真が「金太郎飴」の連中が多いよね。
中には、同じ場所で撮った写真ばかりという奴もいる。
休みの日にどこかに行って1日写真を撮ったら、2ヶ月分(ブログ60日分)の写真が撮れるよ。
しかし、会社の行き帰りに「丸の内」の写真ばかり撮っているような干からびた奴もいる。
忙しいのは分かる。「あんたのような暇人とは違うんだよ」と言いたい気持ちも分かる。
でも、休みぐらいあるんだろう? ちょこっとどこかに行って"新鮮な写真"を撮ればいいじゃないか。
そういう行動を起こさないほど心が干からびているんだよ。

別にそんなコトしなくても良いんだよ。10人のうち9人は「自己満足」しか考えていないのが人間だから。
その9人同士が結びついて「いいね!」しあって自己満足を高め合っているのがSNS。
そういうレベルの人間は一生そういう風に生きていくのだからあれこれ言うつもりは無い。
言ったところで1%だって変わらないしね。そもそも僕にはなんの関係も無いことだし。

ねえ、どうしてXF23mm F1.4 RかXF23mm F2 R WRを買おうと思わなかったの?
後者なら中古で3万円程度で手に入るよね(Map Camera)。
あるいは、ヤフオクで「Distagon2,8/35」を買うというのも面白いじゃない。
だいたい15,000円ぐらいで買えるし、マウントアダプターだって2,500円ぐらいで買える。
スナップをするのにAFなんてなくても良いし、痩せても枯れてもCarl Zeiss T* Distagonだぜ(笑)。

 (注)Distagon2,8/35はX100Tのレンズとはどちらかというと対極的なカッチリ写るレンズ。
 (追記)私はDistagon2,8/35をα7で使っているので勘違いしたがX-T20で撮ると50mm相当になってしまう。

いますぐ纏まって使えるお金が無くてもレンズを揃える方法はいくらでもあるんだよ。3,000円でも買える(後述)。
Map Cameraは一年中「48回まで利息無料」キャンペーンをやっているんだよね。
極端な話し、24万円分好きなレンズを「大人買い」して、毎月5,000円ずつ払うという方法もある。
XF23mm F1.4 RとXF56mm F1.2 RとXF90mmF2 R LM WRの3本を中古「良品」で買って23万円前後。
XF35mm F1.4 Rにこの3本を加えたら最強。ほとんどなんでも撮れる。4本とも描写性能は"折り紙”つきだ。
本気で写真に取り組もうと言う奴はそういうことを「やっちゃう」もんだよ。
子供がいる人の場合「毎月5,000円」でさえ自由にならない人もいるけれど、独身ならそれくらいなんとかなるでしょう?

手持ちの機材を処分して、その代わりにX100Tという発想が後ろ向きで発展性がどこにもない。
X-T20はシステムカメラだから、少しずつレンズを増やしていって始めて価値が出てくるんだよ。

XF23mmを買うかDistagon2,8/35を買うのあれば、X-T20もXF35mm F1.4 Rも手元に残せるよね。
XF23mm(35mm相当)を使った後に、「やはり50mm(XF35mm)の方が好きだ」となるかもしれないよね。
いや、君には35mm相当の方が合うとは思うけれど、35mmを使って始めて50mmの魅力が分かるんだよ。
だから、50mm(XF35mm)を手放して35mm相当を買おうという発想は間違っている。

新しいカメラやレンズが欲しくなる気持は凄くよく分かる。僕も昔はそうだった。
でもね、多くの諸君が新しいカメラやレンズを買いたくなる一番の理由は”自分で努力していない”から。
カメラやレンズに頼ることで「良い写真」が撮れることを期待するわけだ。
実はそのこと自体は「真実」でもある。良いカメラと良いレンズの方が「良い写真」が撮れる確率は高いから。

しかし、やはり「どんなカメラでも”良い写真”が撮れる」ようになることが先決なんだよ。
それだけの実力を身につけて始めて、カメラやレンズを変えたことを活かすことが出来る。

だいたい、「犬の散歩」のようなスナップなら"スマホ”でいいじゃない?
君がHUAWEIで撮った写真はとても綺麗に撮れているよ。お世辞抜きに素晴らしい。

それにしても、君はあきれるほどモノを考えていないよね(いまの日本人はほとんどそうだけれど)。
たった6枚の「プロ」が撮った写真を見て、同じカメラを使えば自分もと思うのは浅はかすぎる。
僕はあれと同じ雰囲気の写真をX-T20 + XF35mm F1.4 Rで撮ることも出来る。
レタッチでX100Tとほぼ同じような写真に仕上げることは可能だし。

X100Tのレンズはちょっと昔のレンズのような描写性能なんだよね。
だから、光の拾い方次第で「ハロ」が出たようないい感じに柔らかい写真が出てくる。
それはあのレンズ固有の描写傾向なんだけれど、オールドレンズには似たようなレンズが沢山ある。
3.000円とか5,000円で古いレンズ買ってマウントアダプター使えばX-T20で同じような絵を出せるよ。

だいたい、知識がなさ過ぎるよね。
このブログを読む以外に、自分で写真雑誌とかカメラ雑誌とかムック本とか読んで勉強してる?
いまはお金を払わなくてもネット上にも山のように情報があるよね。
「写真は80%までは理論で理解可能」なんだよ。だから上手くなるためには勉強する必要がある。
「天賦の才」と言える程の才能があれば理論無しに撮っているだけでも上手くなる。
いや、そういうやつは初めから素晴らしい写真を撮れる。「天才」なんだからさ。

しかし、凡人は「理論」を知らないと上達しない。
仕組み(理論)が分かっていないから「撮影経験」から正しい「フィードバック」が勝ち取れない。
良い写真を撮っている奴は例外なく頭が良い。

それから、「知性」とか「品性」は大きいよ。写真に出るから。

いい年した大人の男が「女子供」のような写真を撮っている。そういう奴が多すぎる。
前に書いたと思うけれど、結局みな「自己愛」に絡め取られた人間になっているよね。
だから、自分自身を「批判的」に捉えることが出来ない。当然進歩は無い。

そういう人間がカメラを換えてもレンズを変えても同じだよ。
結局、知性も品性も無い「くだらない」写真を撮って「自己満足」するだけ。
君のように、自分に自信がない人間は「自己満足」さえ得ることが出来ない。
そしてまた別のカメラやレンズが欲しくなる。

(つづく)

※ああ、時間に追われているというのに多分5,000字以上書いちゃったな〜。貴重な73分を失った(涙)。


by dialogue2017 | 2019-08-29 15:00 | 写真とカメラの話し | Comments(3)