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カテゴリ:お知らせ( 21 )

FUJIFEST GLOCAL 2019

今日は「FUJIFEST GLOCAL 2019 Tokyo,Ueno 26th Oct.」が開催される。友人が"トークショー”に登壇するので見に行きたいと思っているのだが、いまから茅野に行く予定なので迷っている。本人は昨日Facebookで「明日、17時半より登壇。だが、まだ写真は決まっていない。(見せたい写真は山ほどある)いつものことだけどw」と呟いていた。彼はFUJIFILM GFX100とX-Pro3で撮影した「作例写真」を見せてくれるだろう。そこで彼が見せる作例写真の中には"この時”に撮影した写真もあるだろうと思う。私もちょっとGFX100で撮影させて貰ったが良いカメラだと思う。ただし、私には1億画素は必要ない。使うとしたら一回り小型軽量なGFX50sを選ぶ。GFX100かGFX50sかの二者択一に迷いはないが、いまから茅野に行くか上野に行くかは悩む(笑)。

たまたま彼の「作例写真」撮影に立ち会ったが、私もFUJIFILM Xシリーズのカメラを持っていた。私はX-T20にキットレンズのXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS。でも、私は「作例写真」を撮る訳では無いのでこの組み合わせで十分である(笑)。某写真家氏の撮影を見ていて私より格段に丁寧に撮影しているのを目の当たりにした。控えめに言って、カメラを構えてからシャッターを切るまでの時間が私より3倍以上ある。彼が遅いわけではない。私が早すぎるのである。彼はきちんと考えて撮影している。私はなにも考えずに撮影している(笑)。結果の差は「僅か」なのだが、その「僅かな差」こそが重要なのである。見ていて、丁寧に撮影することの大切さを痛感した。ただし、私のように"いい加減”に撮ることが良い結果を生むこともある。「いい加減」というのは「良い加減」なのである(笑)。

茅野にはいつでも行ける。来週も再来週も行くことが決まっている。いま現在中央道は18kmの渋滞。今日は茅野に行くのを辞めて上野に行くことにするか。しかし、難問がひとつある。ご無沙汰してる写真家諸氏と再会してしまうのは避けたいのだ。講師以外にも何人もの写真家が来ているだろうから、必ず誰かに会う。やはり茅野だな(笑)。でも、彼が撮った写真を見て見たい。自分が撮影に立ち会った写真ってやはり興味深いものがある。後ろ髪引かれるな〜(笑)。

【イベント】
Web事前登録で入場料が無料!
GFX・Xシリーズのファンミーティングイベント
「FUJIFEST GLOCAL 2019」10月26日開催!
https://fujifilm-x.com/ja-jp/special/fujifest-glocal-tokyo-2019/

10月26日(土)、東京国立博物館 表慶館にて、GFX・Xシリーズを徹底的に楽しんでいただくファンミーティングイベント「FUJIFEST GLOCAL 2019」を開催します!

「FUJIFEST GLOCAL 2019」では、第2回「X Summit」で開発発表された「FUJIFILM X-Pro3」をはじめとしたGFX・Xシリーズの最新機種を体験できるタッチ&トライ、トップフォトグラファー・クリエイター達によるトークショー、ギャラリー展示といった様々なコンテンツが満載です。ぜひこの機会に富士フイルムの最新機種の魅力に触れてみてください。

また、本イベントの特別企画としてシアタールームを用意し、X-Pro3の商品化プロセスを舞台に、世界規模で展開されるドキュメンタリーをワールドプレミアで公開します。全Xシリーズファン必見のこの作品を、お見逃しなく!
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

<FUJIFEST GLOCAL 2019>
日 時: 2019年10月26日(土) 10:00~20:00
会 場: 表慶館
     東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館敷地内
入場料: 620円 ※東京国立博物館の入場料です。
入場ゲート:黒門(旧因州池田屋敷表門)※東京国立博物館の入口と本イベントの入口は異なりますのでご注意ください。
Web事前登録いただくことで、本イベントに無料でご入場頂けます。
Web事前登録は開催前日の10月25日(金)23:59までご登録いただけます。
 
FUJIFEST GLOCAL 2019について詳しくはこちら
https://fujifilm-x.com/ja-jp/special/fujifest-glocal-tokyo-2019/


FUJIFILM X-Pro3で「作例写真」を撮影する某写真家氏(笑)。肩から掛けているのはGFX100。このあと私もGFX100で撮影した。

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長野県茅野市の鏡湖にて。新しい「茅野の家」のすぐ近く。毎朝の散歩コースである。

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古い「茅野の家」の玄関脇(笑)。撮っているのは"枯れ葉”である。

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霧ヶ峰の山小屋「ころぼっくるヒュッテ」にてFUJIFILM X-Pro3で撮影する某写真家氏(笑)。

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FUJIFILM GF100で「霧に煙る樹木」の作例写真を撮影している写真家Hさん(爆)。※この写真は再掲。


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by dialogue2017 | 2019-10-26 12:30 | お知らせ | Comments(0)

2B Channel 配信スタート

すでに何本も配信されています。この「予告編」以外は自分で探して下さい。そのうち出演しようかな(笑)。





すでに何本も配信されています。

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by dialogue2017 | 2019-09-06 10:00 | お知らせ | Comments(1)

とにかく良かった。素晴らしいと思った。そもそも、DMに使った写真(1枚目の看板に写っている写真)を見た時、きっと良い写真の展示だろうという確信があった。このDM用の写真自体は私は色合いが好きでは無い。私は「冷調」な発色があまり好みではないし、「パープル」が乗った色合いは好きではないのである。にもかかわらず、きっと私が好きなタイプのポートレートだろうと思って見に行った。この看板の写真からどうしてそんな風に思えたのか、冷静に考えるとよく分からない。しかし、きっと好きな写真だろうという思いは確信に近いものだった。

あまりに不思議な話なので良く思いだしてみた。で、思い出した。ギャラリーのHPを見たのだった。そこに掲載されていた2枚目の写真を見てこの人の撮る写真は私が好きなタイプの写真だと確信したのであった。ちょっと物憂いというか寂しげな表情がとても素敵だと思った。モデルさんの顔立ちも好みだった(笑)。恐らく、もっと素晴らしい写真があるだろうと思って出掛けていったのだが、期待以上に素晴らしい写真であった。

写真展を拝見した帰りの電車の中で投稿した「ポートレート写真展『失恋予報』見に行くべし!」の中で私は次のように書いたーー展示写真の70%は私がこの間頭の中で撮った写真とほとんど同じと言っても良いほどである」。正確に言い直すと、「ほとんど同じ」ではなく「非常によく似たタイプ」と言うべきだろう。しかし、思わず「ほとんど同じ」と書いてしまったほど私のイメージに近いポートレートであった。モデルさんの表情の「可愛らしさ」、撮っている「シチュエーション」、「カメラアングル」、「光の捉え方」が私がこの間頭の中で撮っていた「彼女」のポートレートにとてもよく似ているのである。※私が展示をやるとしたらもっと引いたカットを多く入れると思う。そこが一番の違いかな。

写真がワンパターンではなくかなりバリエーションがある点も素晴らしいと思った。一人のモデルさんを一定期間撮り続けなければ作ることができない作品である。私は、プロのポートレートフォトグラファーのこのようなポートレート作品を見たことがない。少なくとも『フォトテクニックデジタル』などの写真雑誌では見たことがない。当たり前である。プロがタレントさんやモデルさんを雑誌掲載のために撮る写真は限られた時間の中で撮っているからだ。そういう撮り方では、どんなに工夫をしても「限界」がある。歯に衣被せず評すれば「同じような写真」が並ぶことになる。しかし、『失恋予報』はとてもバラエティーに富んだ写真が展示されていた。どのくらい掛けて撮ったのか聴いてみたところ「1年ぐらい」とのことであった。最低でも1年は掛けていると思った。

私自身、この4月から撮り始めて1年撮り続けて纏める予定であるので、展示写真を見ればそれくらいの時間を掛けて撮ったことは分かる。どんなに上手いポートレートフォトグラファーが撮ったとしても、1週間10日では絶対に撮れない豊かさである。多分、昨年末か今年1月に書いたと思うが、私はポートレートフォトに関してはアマチュアにアドバンテージがあると思っている。その理由については、後日改めて良く纏めた上で書こうと思うが、『失恋予報』はまさにそのような写真展であると思う。作者である越田健一さんはプロになることを目指しているとのことである。すでに仕事を始めているのかまだなのかは知らないが、今回の展示写真を見る限り「プロ」の写真だとは見えない。撮影技量はプロレベルである。しかし、プロにはない「瑞々しさ」がにじみ出ている。

語りたいことは沢山あるが、取りあえず今日(25日)中に投稿しておきたいので続きは後日に回すことにする。誠に残念なことに明日が最終日である。しかも、最終日であるため17時にクローズとなる。このブログを読んでくれた人で見に行ってみたいと想った人がいたとしても仕事で間に合わないだろう。もし、運良く明日がお休みであるとか、外回りの仕事の途中に立ち寄ることができるという人がいたら是非見に行って欲しいと思う。なかなか見ることができないポートレートフォトである。アマチュアでここまで撮れる人は少ないし、プロにはこれほど新鮮な写真はそうそう撮れるものでは無い。そういう意味で本当になかなか見ることができない素晴らしいポートレートフォトである。

展示についての詳細はこちら → 「失恋予報 神宮前ギャラリー」
作者である越田健一さんのHP → 「越田健一オフィシャルウェブサイト」

追記。どうでも良い話であるが、この写真(1枚目)を撮ろうとしたとき後から若い女の子が歩いてきていることに気がついた。で、ちょっと待って彼女たちが遠景にボケて入るように入れてから撮った。アクセントである。よくやる「手口」のひとつである(笑)。

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以下の3枚の写真はiPhone8で撮ったもの。是非足を運んでプリントを見て欲しい。奇麗なトーンのプリントである。

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by dialogue2017 | 2019-03-25 23:19 | お知らせ | Comments(1)

安達ロベルト写真展

安達ロベルト写真展「Five Seasons」2019年2月20日〜3月9日(土) 15:00〜21:00 日月火旧廊 Kiyoyuki kuwahara AG

ルーニィ企画展 安達ロベルト × 塚越菜月 Quotations 2019年3月5日(火)- 10日 12:00-19:00(最終日16:00まで) Roonee 247 fine arts


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by dialogue2017 | 2019-02-27 20:00 | お知らせ | Comments(0)

是非見ておきたい素晴らしいポートレートフォトのご案内(17日日曜日まで)_e0367501_23341928.jpg

この話は、ここで取り上げようかどうか迷った。私が取り上げたりしたらご迷惑になるのではないかと思ったからである。しかし、やはりどうしても紹介しておきたいと思う。先週の日曜日、東京・根津の小さな貸しギャラリーで行われているグループ展を見に行ってきた。エキサイトブログの「モノクロ写真」ジャンルに登録されているブログ『正方形×正方形』を運営されている「leica_m4m」さんが参加されているグループ展である。私は、『正方形×正方形』というブログが好きである。写真も好きであるし、leica_m4mさんが毎回書いている「小話」がとても楽しいのである。写真とこの「小話」の「セット」がなんとも素晴らしいと思っている。

leica_m4mさんとは1年程前からたまにごく短いコメントのやりとりをしてきた。私が時々短いコメントを差し上げ、leica_m4mさんが返事を下さるという形で交流が続いた。はっきり言って我々のやりとりに「中身」は無い(笑)。「元ネタ」が「お遊び」なので真面目な話のやりとりになりようがないのである。しかし、これほど頭の硬い私がそういう「緩い」交流を1年以上に渡って続けてしまったほどleica_m4mの「小話」は面白い。そして、なによりも私は彼の写真が好きである。

さて、明日朝5時に起床して新潟に向かわなければならない。今すぐに布団に入っても5時間しか眠ることはできない。と言うわけで長話を書いているゆとりがないので本論のみ記して終わりにさせていただく。leica_m4mさんが参加されている写真展は明後日日曜日の17時まで開催されている。明日16日土曜日は19時までである。明日も明後日もギャラリーが開くのは12時である。私は、時間がある方に、そして「素晴らしいポートレート写真」というものに興味がある方にこの展示を見に行くことを強く勧めたい。※展示詳細については末尾に掲載。

失礼この上ない話で誠に申し訳ないが、5人の出展者の展示作品に私は特段強く惹かれると言うことは無かった。この写真展は、最初の週と次の週で展示写真が入れ替わっている。残念きわまりないが、私は体調不良のため「後半」の展示を見ていない。だから、「前半」の展示についてしか語れない。5人の方々の展示作品はどなたのものもそれなりの水準の作品であったと思う。しかし、著名な写真作家の作品ばかりを見続けた私の眼には食い足りなかった。個々の展示作品にたいする具体的な感想を書くことは避けるが、絶対に「お世辞」を言わないことにしているので率直に申し上げる。どなたの写真も上手に撮れているとは思うが強く魅了されるほどではなかった(ごめんなさい)。技術的には問題ないが、私には「足りなかった」。何故そう感じたかは、後日改めて書くことにする。

では、何故この展示を見に行くことを勧めるのかというと、leica_m4mさんが2冊の「フォトブック」を展示していてこれがもの凄く素晴らしいのである。このフォトブックはポートレートフォトを収めたものであり、1冊がモノクロ写真で、もう1冊がカラー写真である。このフォトブックがとにかく素晴らしいのである。絶賛してよい素晴らしさである。

私は何度も何度も今のデジタルカメラは性能が高いから、誰でも「美しい写真」を撮れて当たり前だと言うことを書いた。アマチュアの中には下手なプロより上手な人が沢山いると言うことも書いた。つい最近のエントリーの中でもそういうことを書いた。leica_m4mのこの2冊のフォトブックを手に取り、収録されている写真を観て貰えば、私が言ってきたことが本当のことだと言うことを深く納得していただけると思う。

とにかく素晴らしいポートレートフォトである。カラーの方もとても素敵だが、モノクロの方が素晴らしいと思う。もう、手放しで褒めていい素晴らしさである。カラーの方も扉を開いた最初の写真がとても素敵なのだが、モノクロの1枚目の写真は最高だ。私はモノクロのフォトブックの方から拝見したのであるが、1枚目を見ただけで参った。「これは凄い!」と声に出さずにはいられなかった。まさか、leica_m4mさんがこれほどまでに上手いとは思っていなかった(失礼)。私は彼の撮るモノクロスナップ写真が好きなのだが、彼が撮ったポートレートは見たことがなかった。今回初めて拝見して本当に驚いた。まさに「玄人裸足」なのである。

スナップを上手に撮れる人は結構いる。しかし、そういう人に人物を撮らせるとそれほどたいしたことが無いと言うことは珍しいことではない。「風景写真」や「スナップ」を撮っている著名作家の中にも「ポートレートは苦手です」と率直に語る人が少なくない。私はポートレートフォトに関しては相当厳しい基準を持っている。著名なポートレートフォトグラファーの写真を観て上手いと思うことはあっても、「素晴らしい!」と思うことは滅多にない。なぜなら「わざとらしい」からである。セッティングがわざとらしい、ポージングがわざとらしい、ライティングがわざとらしい。しかし、プロのポートレートフォトグラファーは「そういう写真」を意図して撮っているのである。そういう写真じゃないと「商品」としてなり立たないからである。しかし、私はそういう写真をあまり素晴らしいとは思わない。

私は、本当に素晴らしい「人物写真」というものはもっと「自然な写真」だと思っている。それはどちらかというと「家族写真」や「記念写真」に近いような写真である。一見すると「平凡な写真」に見えるかもしれない。しかし、本当に素晴らしい人物写真というのはわざとらしさのない自然な写真だと私は言い切りたい。なぜなら、わざとらしくないその人が写っている写真が一番だからである。leica_m4mさんの2冊のフォトブックに収録されたポートレートフォトの多くはそういう理想的な人物写真であった。中には何枚か「普通」の写真もあったけれど、全体のクオリティはとても高い。そして、5枚ほど、文句なしに素晴らしいと言える傑作があった。とても自然で素晴らしい表情を撮っている。光の使い方が文句なしに素晴らしい。もう、手放しで褒めていいレベルである。

彼は、100%アベイラブルライト(その場にある光)で撮影している。LEICAのデジタルカメラにマニュアルフォーカスのレンズを付けて撮影している。ミラーレスカメラと比べたら、フィルムカメラで撮っているのに近い感覚での撮影になる。そういう撮影の仕方で本当に素晴らしいポートレートフォトを撮っている。

とにかく見て欲しい。下手なプロより上のレベルの写真だと言って過言無いだろう。ポートレートフォトに関心がある人であれば見ておいた方がいい。いや、スナップの方が好きで人物写真にはそれほど強い関心が無いと言う人であっても、モノクロ写真を撮っている人は見ておくべきだと思う。被写体との自然な間合いの取り方、光の捉え方はモノクロ写真を撮る人間にとって「お手本」に成るだろう。

とにかく「自然な写真」である。人物を真正面から真っ直ぐに撮っている。なんの「飾り」もない。定番的な人物写真である。「平凡な写真」である。それなのに引き込まれるほど素晴らしい写真である。これこそ写真だと思える写真である。そう、「写真が写真である写真」なのである。

是非見に行って欲しい。スナップの展示写真の方も参考になるものがあるだろう。しかし、なんと言ってもleica_m4mさんの「フォトブック」を見てきて欲しい。素晴らしいフォトブックなので汚さないように見て下さい。奇麗に洗った手で見て下さいね。絶対に見に来て良かったと思うと思います。

leica_m4mさんの展示作品は、入り口を入って右側の壁奥側の作品です(前の週の展示と配置が換わっていなければ)。その展示作品の前に2冊のフォトブックが置かれています。遠慮無く、1枚1枚の写真をじっくりと見て欲しいと思います。

では、お休みなさい。


是非見ておきたい素晴らしいポートレートフォトのご案内(17日日曜日まで)_e0367501_23514020.jpg


by dialogue2017 | 2019-02-15 23:50 | お知らせ | Comments(5)

渡部さとる写真展『IN and OUT』を見てきた。今年も個展最初の観覧者となる光栄を拝してきた(笑)。なんと言っても、私は「日本一」の渡部さとるファンなので(爆)。今回の作品についての話を含め、新春早々2時間半差し向かいで写真談義をしてきた。今日の話はいつにもまして深い内容であった。本当に心から写真を愛する人にその話を紹介したい(本文はその「さわり」)。※写真下に本文あり。

渡部さとる写真展『IN and OUT』 本日より1月26日(金)まで_e0367501_17095263.jpg

渡部さとる写真展『IN and OUT』が本日開幕した。今月26日(金)まで。場所は『ギャラリー冬青』。今年も初日の開幕時間に訪れ一人目の閲覧者となる光栄を拝してきた。私の場合「観覧」ではなく「閲覧」である。

実は、私は今年の展示にはもの凄く強い興味を抱いていた。その気持ちを分かりやすく表現すれば、一人の「渡部さとる」ファンとしてではなく、「同じ」「写真家」として彼の作品が「何処に行ったか」について大きな関心を抱いていたからである。私は、2011年6月の『Silent Shadow Aomori 2011』以後の作品に関しては、撮り始める前の構想の段階から話を聞いていたケースがほとんどであるし、撮影に纏わる詳しいエピソードなども聞かせて貰っていた。彼は「Silent Shadow Aomori 2011」を私が押しつけた「Rolleiflex SLX」で撮影した。渡部さんは、それまで長年二眼レフのRolleiflexを使って作品を撮ってきたが、これ以後「一眼」の「SLX」を愛用するようになった。そのため私のSLXは7年半彼の手元にあった。写真集『prana』に収録された写真の8割ほどは「SLX」で撮影した写真である。その『prana』は試し刷り初稿の「束見本」の段階で見せていただいているし、『da.gasita』に至っては印刷会社に入れる最終稿を見ている(私はそのファイルを持っている)。

今年の展示についても、昨年4月の段階でプランを聞かせて貰った。その際彼から「来年の展示作品はデジタルカメラで撮ってみようと思っている」と聞かされ「絶対にフィルムで撮るべきだ」と説得した。渡部さんは本気でデジタルで撮るつもりであったが、私が「ある一つの理由」を伝えたところ、「そうか。それはそうだ」と納得してデジタルカメラを使うことを辞めた。その後なかなか作品を撮りに行かなかった。結局11月26日になってようやく重い腰を上げたのだが、その当日に「撮りに行ってくる」という連絡を頂いている。ようするに、私はほぼ毎回の展示作品に関して、撮りに行く前の段階からいろいろな情報を得ているのである。ちなみに、今回の展示には11月に撮影した写真は数点しか出展していない。9月に米沢で撮影した「線路」の写真が10枚ほど展示されているが、展示全体の半分強は「古い写真」である。

さて、私は渡部さとるさんが「何処へ行ったか」について強い関心を抱いていたのであるが、そういう関心を抱いた理由は、この2年間の彼の展示に関しては「彷徨っている」という印象を持っていたからである。「彷徨っている」というのは些か言い過ぎであるが、そういうニュアンスの状態であったことは本人も否定しないだろうと思う。私に言わせれば『demain 2017』は明らかに「彷徨っていた」と思うし、昨年の『2Bとマンデリンーそして僕はこの町を離れるー』も「見通し」が見えてきたのだろうという印象は持ったが、彼が「何処へ行く」かまでは全く見えなかった。私にそれが見えるはずがない。なぜなら、この時点では渡部さん自身の頭の中でさえ「行き先」ははっきりとは決まっていなかったのだから。

もちろん、まったく「方向性」を失っていたと言うことでは無い。「どっちの方に行こうか」と言うことについてははっきりしていた。しかし、それは「理念的」なレベルでのことであって、具体的にどういう「作品」を撮るかと言うことについては昨年10月末の段階でもまだはっきりしていなかった。「どういうタイプの写真を撮るか」と言うことは明確になっていただろうと思う。しかし、具体的に「何を撮るか」についてははっきりしていなかった。私は、10月末に「次回展示は何を撮ることにしたの?」という質問を彼にしているのでこの点については間違い無い。

結局、彼は私と話をした10月末以後に撮った写真をほとんど展示に使わなかった。そして、夏の終わり(秋の初め)に米沢で撮ってきた「線路の写真」と、2004年と2008年に撮った写真などで今回の展示を構成した。ほぼ毎回「モノクロ作品」を展示してきた渡部さんが今回カラー写真で展示を行った。渡部さんのファンはそれだけでかなり強い新鮮さを覚えるだろうと思うが、私は色があるかないか以上に、「作風」の違いがとても新鮮であったそして「やはりここに来たか」と思った。

過去に「カラー写真」の展示をしたことが無い訳では無いが、全点カラー作品の展示は今回が初めてである。2015年に『epSITE』で行った『traverse 1990-2015』はカラー写真の方が多かったがあの展示は所属ギャラリーでありコマーシャルギャラリーである「ギャラリー冬青」での展示とはコンセプトそのものが大きく異なるので「例外」と考えて良い。今回渡部さんが全点カラー作品の展示を行ったと言うことそのこと自体が、彼が「新しいステージ」へ移ったことのなによりの証拠である。つまり、『ギャラリー冬青』での最初の展示である『da・gasita 43年目の米沢』から昨年の『2Bとマンデリンーそして僕はこの町を離れるー』までの9回の展示作品と今回の展示作品の間には、明らかに「フェーズの移行」が見て取れる。それは、『da・gasita 43年目の米沢』以来の写真をずっと見続けてきた人間であれば気がつく人もいると思うが、どうしてそういう「移行」が行われたかまでを知るのは難しいだろうと思う。

もう今年は更新しないつもりであったのを「特別」書いているのでこれ以上長文に成ることを避けるが、もしかしたら、今回の作品はアマチュア写真愛好家には「物足りない」のではないかと思う。これは100%私がそう思っているという話で、渡部さんがそういう予測をしていると言うことではない。ただ、いままで特段渡部さとるファンであった訳ではないアマチュア写真愛好家が今年の展示を見に行ったら、「なんか普通の写真だな〜」とか「平凡な写真」だと感じる人が少なくないだろうと思う。実は、今回の作品の「真価」はそこにあるのである。渡部さん自身は今回の展示について以下のような「解説」をしている。


「IN and OUT 」


右があれば左もある。

晴れている日もあれば、雨が降っている日もある。

うまういくこともあれば、途方にくれることもある。

出会う人もいれば、別れる人もいる。

外に出たい日もあれば、家でじっとしていたい日もある。


何かが撮りたくて撮るんじゃなくて、

撮るために何かを探すことだってある。


何かを伝えるためじゃなく、

自分でもよくわからないけど撮ったもの。

何かを写したものじゃなくて、何かが写っているもの。

役割を持たされた写真じゃなくて、写真が写真である写真。

そんな写真を撮ってみたい。


                      渡部 さとる

私は今回の展示に関しては100%納得した。「そうか、やはりここに来たか」と感じた。「そうだよな。ここに来る以外にないものな」と思った。それは、「何かが撮りたくて撮るんじゃなくて」「何かを伝えるためじゃなくて」「何かを写したものじゃなくて、何かが写っているもの」「役割を持たされて写真じゃなくて、写真が写真である写真」である。

写真が写真である写真 ーー辿り着く先はここしかないと私は思い続けていた。

ああ、このブログは12月31日をもって終わりにするつもりであったが、渡部さんの今回の展示についてだけはもっと詳しく書いた方がいいかな。彼が辿り着いた今回の写真、つまり「写真が写真である写真」はひとつの究極の写真のあり方だと思う。それは、多くの写真作家が行き着く先だろうと思う。私は8年程前から今回の展示作品のような写真がひとつの「理想」だと思い続けていた。3年前、私は彼がここに向かっていることを明確に感じ取った。しかし、『demain 2017』と『2Bとマンデリンーそして僕はこの町を離れるー』はその一歩手前で立ち止まっていた感じがした。後者は限りなく今回の「地平」に近いところまで来ていたが、私は「あと一歩」という思いを禁じ得なかった。それ故、私は今回の展示作品を見て「胸のつかえ」が全てとれた。

渡部さんは来月58歳となる。今回の展示作品は鑑賞者自身が「還暦」に成らないと本当の良さが分からないのではないかという気がする。「好きだ」と感じる人は多いかもしれないが、渡部さんがなぜ「こういう写真」を展示したのかを理解するためには、彼と同じくらい年を取っている必要があるかもしれない。その反面、写真をほとんどやっていない人の方がすんなり受け入れるのでは無いかとも思う。いずれにしろ、「新生渡部さとる」の写真が展示されている。もちろん、一人の写真家の「個性」は早々変わろうはずもなく、それは古くからのファンにはなじみある「渡部さとるの写真」である。しかし、間違い無く渡部さとるの「新しい写真」だと思う。彼がこれから先10年間に撮る写真がとても楽しみになった。今回は1枚買っておかないと拙いかな(笑)。

※もしかしたら「つづき」を書くかもしれない。



by dialogue2017 | 2019-01-04 19:00 | お知らせ | Comments(11)

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