※「遠見尾根(3)」が2つあったので2つ目の(3)を(4)に訂正し以下順次繰り上げた。

かなり解像感の低い画像であるが、元ファイルは鮮明に写っている。こういう高周波画像はリサイズすると解像感が落ちる。

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同じような写真を続けて掲載して恐縮であるが、写真を見せたいわけでも山の話がしたいわけでもない。カメラとレンズの話しである。これはXF10-24mmF4 R OISのワイド端で撮った写真。10mmは135判換算で約15mm。山では15mm域を使うことは多い。

上の写真はJPEGファイルを簡単に調整しリサイズしている。こういう高周波な写真の場合リサイズすると解像感が落ちる。Rawファイルから丁寧にレタッチすればもっと綺麗な写真になると思うが作品としての写真じゃないし大きくプリントするわけでもないので少しぐらい写りの悪い写真でも私は全く気にしない。ブログに掲載する写真にそんなに気を遣っても無意味である。閲覧環境で色も明るさもコントラストも変わってしまうのだから。それに、「白飛び」なんか全く気にしない人たちが観るのだから。

こういう写真を「本気」で撮ろうと思ったらやはり中判デジタルカメラだと思う。もし、本気で山岳写真を撮ろうと思ったらGFX50sを買うだろう(私はGFX 50RはNG)。画質的には645Dでも構わないが、サクサク撮れるカメラじゃないので私の性格に合わない。だいたい山に三脚を持って行くということが耐えられない。645Dで山岳写真を撮ると言うことになれば三脚を使わざるを得ない。手持ちでは無理というわけではないが、光量が少ない場合三脚は必須だ。GFX 50sなら手持ちでもだいたい行けるだろう(645Dより高感度特性が高いから)。

それにしてもVelviaは恐ろしい。私はこういうマッタリした発色は好きでは無い。まだデジタルカメラが出現する以前、風景写真=Velviaだった。山岳写真のコンクールの審査員を担当した某大御所山岳写真家は、Velvia以外のフィルムで撮られた応募写真は全部「足切り」していたという話がある。多分実話だろう。あのころ、Velviaにあらずば風景写真にあらずという時代だったのだ。

昨年3月末にX-T2・X-T20を購入した直後、一通りのフィルムシミュレーションを試して見た。結論として、基本的にはPROVIAが一番良いと思った。FJIFILMのカメラを欲しいと思った理由は友人から借りたX-100Tで撮った時「PRO Neg.Std」の素晴らしさに魅了されたからである。しかし、X-T2・X-T20で撮ったPRO Neg.Stdはコントラストがなさ過ぎてとても使えなかった。X100Tとはセンサーも映像エンジンも違うし、X100Tはレンズ固定式カメラだからその点も違う。だから、同じフィルムシュミレーションでも同じ写りとはならないと言うことである。そもそもPRO Neg.Stdはスタジオライティング用として作られたフィルムシュミレーションなのでスナップに向かないのは当然なのである。

PRO Neg.StdがダメならPRO Neg.Hiを常用しようかと思った。しかし、常用する気にはなれなかった。PRO Neg.Hiの写り自体は好きなのだが、被写体を選ぶフィルムシュミレーションだと思う。常用する気にならなかった理由は2点ある。ひとつは「色味」である。私はPROVIAの色味の方が好きだ。明るく爽やかである。それに対してPRO Neg.Hiの色は地味だ。地味だというのは「渋い」という事でもあって、写真によってはそれが功を奏するケースは少なくないが、「家族旅行」の写真を撮る際に常用するには向いていないと思う。

PRO Neg.Hiを常用出来ないと思ったもう一つの理由は、シャドーを潰し気味にしている点である。これはPRO Neg.Hiの「渋さ」を生んでいる一つの原因でもある。発色の地味さと、幾分シャドーを潰し気味にすることによって「玄人好み」する絵を作っている。しかし、「家族旅行」の写真を撮るのに「渋さ」は不要だ。

最初に一通りのフィルムシミュレーションを試した結果、PROVIAを常用することに決めた。何を撮っても合わないと言うことがない。フィルムの時代のPROVIAと同じだ。FUJIFILMはPROVIAを「STD」と位置づけている。つまりスタンダードである。全くその通りだと思う。基本的にPROVIAで撮っておけば大きな不満はないだろう。「家族写真」を撮るのに最も向いている。だから、私は平素ほぼすべての写真をJPEG・PROVIAで撮っている

すべてのフィルムシミュレーションを試した結果、Velviaは「使えない」と思った。理由は発色が濃すぎるからである。私はフィルムで写真を撮っていた頃にもVelviaよりPROVIAやASTIAの方が好きだった。どちらかというと「あっさり」好みなのである。時に、Velviaは大きな輝きを放つが、そういうものは「常用」できない。多分、ほとんど使うことは無いだろうと思った。

ところが、桜の花を撮って考え方が変わった。これはもう断然Velviaが素晴らしい。私は花の写真はASTIAだと思っていた。しかし、それは固定観念であった。ASTIAの方が綺麗に見える花も沢山あるが、こと桜に関してはVelviaが断然素晴らしいと思った。桜が素晴らしいと言うことは「紅葉」も素晴らしいと思って間違い無い。で、昨秋紅葉を撮ってみたが案の定Velviaが一番良かった。と言うわけで、「桜」と「紅葉」を撮る時にはJPEGの設定をVelviaにしている。

7日の栂池自然園でも8日の遠見尾根でもすべての写真をVelviaで撮った。私は基本的にJPEG + RAWで記録しているので、別のフィルムシュミレーションを使いたいと思ったら撮影後にRawから現像すれば良い。ただし、私は基本的にはRaw現像をやらずJPEGファイルからレタッチするので撮影時に使いたいフィルムシュミレーションを使って撮ることが多い(FUJIFILMのカメラのJPEGは非常に秀逸なのだ)。

で冒頭の写真であるが、これはVelviaの発色が「凶」と出た写真だと思う。まあ、『山と渓谷』などにはこういう色合いの写真は良く掲載されているので「山岳写真」としてはスタンダードなのだろう。いまだに風景写真の世界ではVelvia信仰が残っているのだと思う。確かに、山の写真はPROVIAで撮ると"パンチ”がないことが少なくない。合う確率と言うことで考えたらVelviaの方だろうと思う。しかし、こういう風に1枚だけで見ると、私はこのマッタリした発色は好きになれない。

ここまで書いた以上、PROVIAとPRO Neg.Hiの絵も載せておいた方がいいかな。ただし、冒頭に掲載した写真はJPEGに手を入れているので、Velviaも含めて3枚とも同じパラメーターでRaw現像したものを載せることにする。

ただし、PROVIAとVelviaを同じパラメーターで現像するということは実際には無いことである。PROVIAでギリギリ白飛びしていない写真の場合Velviaではかなり派手に飛んでいるからである。同様に、シャドーを起こす度合いもフィルムシュミレーションによって変わる。しかし、異なるパラメーターで現像してしまうと、それぞれの違いが小さくなる。と言うわけで、以下の3枚は、一番上に掲載したPROVIAを現像した際のパラメーターを機械的にPRO Neg.HiとVelviaにも適用して現像したものである。

ようするに、以下の3枚はあくまで「個性」(主に発色)の違いを比較するために作った写真であり、仮にそれぞれのフィルムシュミレーションを使って「きちんと」レタッチする場合にはこれに手を入れることになる(というか、現像時のパラメーターを変更する)。比較がしやすいように、Velviaを真ん中に置き、上にPROVIA、下にPRO Neg.Hiを置いた。

なお、冒頭に掲載した写真はシャドーをかなり起こしている。空を白飛びさせない露出(-0.33EV)で撮ったので下の樹木の部分はかなり潰れ気味であったため起こした。しかし、下の3枚は幾分シャドーを持ちあげてはいるが、最終的な落としどころより潰れ気味のままに止めている。その方が各フィルムシュミレーションの違いがわかりやすいからである。

【PROVIA】地味な発色に見えるがこれでも現実よりやや鮮やか やはりポジフィルムなのだ

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【Velvia】やはり3枚ならべてしまうとVelviaが一番綺麗に見える これを調整すると冒頭の写真になる

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【PRO Neg.Hi】かなり地味な発色であるしPROVIAに比べるとシャドーが潰れている

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by dialogue2017 | 2018-10-11 10:30 | 山岳写真 | Comments(0)

遠見尾根

差し込み投稿。写真は5分前に撮ったもの。本日は遠見尾根歩き。

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by dialogue2017 | 2018-10-08 09:00 | 山岳写真 | Comments(2)

古い写真(2)

2003年1月4日 美ヶ原高原 写っているのは私 撮影は妻

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by dialogue2017 | 2017-12-16 22:30 | 山岳写真 | Comments(0)

古い写真(1)

古い写真を見始めたら止まらなくなった。とにかく面白いし懐かしい。よく撮れているかどうかなんてどうでも良いと言うことを改めて再確認した。画質が悪かろうが少々ピンぼけであろうが、「思い出」が残っているというのは素晴らしいことだ。

この写真は2004年1月31日に撮った写真。場所は長野県の「高峯山」。零下の中スノーシューイングをしていて身体がすっかり冷え切り、ツェルトの中で鍋焼きうどんを作って食べた。中でうどんを作っているシーンの写真もあるし、そればかりか動画さえ記録してあった。

撮影に使ったカメラは2001年2月に妻が初めて買ったデジタルカメラで、"FUJIFILM FinePix40i"というカメラ。200万画素の1/1.7CCDセンサーという今から見たら極端にチープなカメラであるが(79,800円もした)、このカメラのおかげで息子が生まれる前の5年間の日々の記録を残すことが出来た。小さなフィイルなので解像度が足りないし、写りも緩いが、私にとってこの写真はとても懐かしい思い出でありとても大切な写真である。

こんな写真でさえ「大切」に思えるのであるから、家族が写っている写真は「宝物」である。この写真にも家族が写っているけれど(笑)。

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フィルムで撮った写真を何枚か探すために一番古い外付けHDDをパソコンに繋いだ。このHDDをパソコンに繋いだのは9年ぶりぐらいだと思う。2001〜2008年の写真が収納されていた。当時は画素数の小さなカメラで撮っていたし、それほど大量には撮っていなかったので8年分の写真が500GBのHDDの中に収まった。今なら500GBなんて1年持たない。ファイルサイズが大きくなったし、撮っている枚数が格段に増えたから。

「写真は古くなるほど良くなる」というのが持論であるが、実際には古い写真を見ることなどほとんど無い。2008年以前の写真を見たのは丸8年ぶりだった。当時は今ほど大量には撮っていなかったが、それでも8年分なので数万枚の写真がある。全部に目を通すためにどれくらい時間が掛かるだろうか。できることならきちんと整理したいが、余りに量が多くて手を付ける気にならない。

2005年の8月以後は毎日に近いペースで撮っている。息子の写真が中心である。数年前から見つけることが出来ず、無くしてしまったのかと思っていた息子の出産シーンのビデオも見つかった(良かった!)。息子は、この世にその頭の先を出した瞬間からビデオも写真を撮り残してきた。もちろん娘の出産シーンも撮っている。写真の量が格段に増えたのは、娘が生まれた2009年7月以後のことだ。

しかし、古いHDDには妻と二人で暮らしていた時代の写真が沢山あった。最初の3年間ほどは200万画素しかないいまからみたらとてもチープなカメラで撮った写真であるが、記録としての価値は十分である。200万画素で記録しようが、5000万画素で記録しようが、そこに家族が写っている限りその価値になんの違いもない。

2台のTime Capsuleを含めると外付けHDDは6台もある。その中にはどれくらいの写真が収納されているのだろう? 間違いなく10万枚を超えているだろうと思う。死ぬまでに全部を見返してみたいと思うが、さぞ大変だろう。




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by dialogue2017 | 2017-12-16 18:30 | 山岳写真 | Comments(0)

乗鞍岳(剣が峰)山頂手前から振り返ってみる登山道の光景。こうやって写真で見るとやはり美しい。登っているときにはちょっときつかったけれど(笑)。久しぶりに登ってみて、やはり、3,000m峰は気持ちいいと思った。

左は剣が峰手前の蚕玉岳(2,979m)、コロナ観測所の左の山は摩利支天岳(2,873m)。2,800mの山を見下ろすというのはやはり気分爽快である。

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by dialogue2017 | 2017-10-10 16:00 | 山岳写真 | Comments(0)

留守中の埋め草(1)

昨年はよく山に登った。妻と娘は18回。私は16回。息子は15回。今年はまだ指折り数えるほどしか山に登っていない。山ららしい山には一度も登っていない。今週は、土曜日は朝まで雨が残るが、日月は好天に恵まれそう。長野の山は高いところだともう紅葉の盛りを迎えているだろう。久しぶりに山に登りたいと思う。写真は7月17日に歩いた八方尾根。ケルンの先を歩いている妻と娘が写っている。[10月7日午前2:43記] 

[7日午前10時追記] 調べてみたら、涸沢は9月30日ぐらいがピークだったようだ。乗鞍岳もすでに平湯峠が見頃を迎えているとのこと。良く考えたら、標高2115mの白駒池が先週末には色づき始めていたのだから3000mではピークを過ぎているに決まっている。木曽駒ヶ岳も千畳敷は葉が落ち始めているようだ。明日は、3000m級の山に登るよりは、2000mくらいにある紅葉名所に行った方が美しい紅葉を見ることが出来そうだ。でも、妻は山に登りたがっている。そして、子供は登りたくないと言っている。さて、どうしたものか。原則的には妻の希望優先なのだが…

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by dialogue2017 | 2017-10-07 12:00 | 山岳写真 | Comments(0)

五里霧中

「五里霧中」ーーこの写真のタイトルでは無い。妻子不在中をどう過ごすかが決まらないのである。山に行ってもこうなりそうだし…

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by dialogue2017 | 2017-08-12 11:00 | 山岳写真 | Comments(0)

八方池

昨年大晦日と今年元旦は、八方山ケルン(1,974m)まで登ったところで強風のため撤退。雪が舞って吹雪のようであった。立っていられないほどの風であった。4月にリベンジした際には天気に恵まれ八方池まで歩いた。そのとき池は雪の下に隠れて見えなかった。子どもたちは池の上を歩いて横断した。今回、子どもたちは初めて八方池を見た。風がなければ湖面に白馬三山が映って美しいのだが、この日は風のため湖面にさざ波が立っていたためその美しい光景を見ることが出来なかった。次は紅葉の秋かな。

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by dialogue2017 | 2017-07-29 12:00 | 山岳写真 | Comments(0)

透き通った朝

クロスフィルター買おうかな…

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by dialogue2017 | 2017-04-06 07:00 | 山岳写真 | Comments(0)

青い世界

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by dialogue2017 | 2017-04-05 07:00 | 山岳写真 | Comments(0)